2013年6月10日月曜日

Drive ドライヴ (1)

ドライヴ
この間、WOWOWで『ドライヴ』という映画を観た。これが結構面白くて。ニコラス・ウィンディング・レフンというデンマーク出身の監督の作品なんだけど、これまでどんな映画を撮ってきたのかなと調べたみた。

本国、デンマークで1996年に監督・脚本を務めた『プッシャー』というバイオレンス映画が大きなヒットを飛ばしたみたい。プッシャーはパート3までデンマークで作られたようだ。本作『ドライブ』もバイオレンスもの。実は本作『ドライヴ』を観る前に、同監督作『ブロンソン』(2008)という作品を観ていた。ブロンソンとは、イギリスで最も凶悪な囚人として名を馳せる人物の自伝的映画だ。『プッシャー』に『ブロンソン』、そして『ドライヴ』。ニコラス・ウィンディング・レフンは、バイオレンス映画を真骨頂とする若手映画監督だ。

本作、『ドライヴ』に主演するのがライアン・ゴスリング。自分はこの映画で彼を初めて見たけど、雰囲気があってとても良い俳優さんだ。サンドラ・ブロックと共演した『完全犯罪クラブ』(2002)、レイチェル・マクアダムスと共演の『きみに読む物語』(2004)などが有名なようだ。2010年には『ブルーバレンタイン』でミシェル・ウィリアムズとも共演している。この作品、DVD持ってるんだけどまだ観ていない。ミシェル・ウィリアムズ目当てだったのが、ここでゴスリングとつながった。早く観よう。

ドライヴでヒロインを務めるのがキャリー・マリガン。現在はレオナルド・ディカプリオ主演のリメイク作『華麗なるギャツビー』にも出演を果たし、今やすっかりスター女優になった。先々週に本ブログで取り上げた『SHAME』でも出演していたキャリー。『SHAME』では精神的に不安定で少しだらしない女性を演じていたが、ドライヴの彼女は、刑務所にいる主人を持ちひとり子育てをする健気な母親を演じている。『SHAME』のときは役柄のためか少し太った感じがあったけど、ドライヴのキャリーは華奢でとても可愛らしい。バイオレンス作品の中に咲く一輪の花といったところだ。

最近、往年のハリウッド作品が影を潜めてしまって、こうした他国の映画監督を起用したハリウッド作品が目立つ気がする。リメイクも多いよね。ダニエル・クレイグ主演の『ドラゴンタトゥーの女』(2011)は元はスウェーデンの映画だし、先週本ブログで取り上げたアントニオ・バンデラス主演の『私が、生きる肌』、とても面白かったけどこの作品はスペイン映画だ。どうかなあ、こういう動きって、M・ナイト・シャマラン監督の『シックスセンス』(1999)、この辺りから始まったような気がするな。M・ナイト・シャマラン監督はインド人だよね。どうもやっぱり生粋のアメリカ映画となるとお金がかかり過ぎるので、他国の監督や俳優、他国の映画のリメイクが増えていったという背景があるのかな。

実際、観る側としては、どこの国の映画でも良いわけであって、良い作品であれば必ず「面白い、良かった」という感想になるはず。本作はハリウッドに新しい風を吹き込むそんな作品だと思うよ。ただ、バイオレンスものなので、子供は観ない方がいい。大人の映画であることは理解しておこう。今週は、そんな"Drive 『ドライヴ』"を英語で観て行こう。


SUMMERY

Drive is a 2011 American arthouse action crime drama film directed by Danish director Nicolas Winding Refn, starring Ryan Gosling, Carey Mulligan, Bryan Cranston, Oscar Isaac, and Albert Brooks. It is adapted from the 2005 James Sallis novel of the same name, with a screenplay by Hossein Amini.

Like the book, the film is about an unnamed Hollywood stunt performer (played by Gosling) who moonlights as a getaway driver. Prior to its September 2011 release, it had been shown at a number of film festivals.

At the 2011 Cannes Film Festival, Drive was praised and received a standing ovation. Winding Refn won the festival's Best Director Award for the film. Reviews from critics have been positive, with many drawing comparisons to work from previous eras. The film was nominated for Best Film and Best Director at the 2012 British Academy Film Awards (BAFTA)


英単語
No.
英単語
発音
意味
1arthouse

単館

Drive is a 2011 American arthouse action crime drama film

2moonlightmúːnlὰɪt
〔本来の職とは別に、特に夜間に〕アルバイトする
(名)月光 (形)月光の

 the film is about an unnamed Hollywood stunt performer (played by Gosling) who moonlights as a getaway driver.

3getaway

1.〔犯人の〕逃走 2.〔レースの〕スタート

get away
1.立ち去る、運び去る 2.〔レースで〕スタートする

ゲッタウェイ
The Getaway ゲッタウェイ (1972)
1972年のスティーヴ・マックイーン主演のバイオレンス映画。銀行強盗のドク・マッコイ(マックイーン)は、刑務所を早く出るかわりに出所後妻(アリ・マッグロー)とともに銀行強盗を行う取引をするが・・・。1994年には、アレック・ボールドウィンキム・ベイシンガーとでリメイク版も作られた。
4ovationoʊvéɪʃən
〔大衆の〕熱烈な歓迎、大喝采、大人気

Drive was praised and received a standing ovation.

5eraí(ə)rə
1.〔著名人・歴史的な事件で特徴づけられる〕時代、時期
2.紀元

Reviews from critics have been positive, with many drawing comparisons to work from previous eras.

6priorprάɪɚ
1.前の、先の
2.より重要な、優先する

prior to
・・・より前に、・・・より先に

Prior to its September 2011 release

7receiverɪsíːv受け取る、受理する
8comparisonkəmpˈærəsn比較、対照、類似

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